国立公文書館で開催されている企画展
「おしゃべりな本たち -謎解き!紙と文字から探る内閣文庫-」
に行ってきました。
この展示に興味を持った経緯はこちら。
小2娘には難しいかなとも思いましたが、
国立公文書館 (archives.go.jp)の場所を調べると、皇居や北の丸公園が近く散策にもよさそう。
せっかくそう遠くない距離に住んでいることだし、11/28までと終了も近いので行ってみることにしました。
(行きたいと思った時は後回しせず行っておくべき!というコロナ禍で学んだ教訓を活かしました。)
独立行政法人国立公文書館は、国の行政機関などから移管を受けた歴史資料として重要な公文書等を保存管理しています。当館は、その保存実務から一般利用まで広く事業を行うことにより、歴史資料として重要な公文書等の適切な保存と利用を図ることを目的とした施設です。
オーソドックスでクラシックな外観。
今時のガラス張りとかキラキラの建物を見慣れていると逆に新鮮です。
人気(ひとけ)が全然なくて休館かのようでしたが自動ドアが開き、ほっ。
いざ見学。
しっかりした読み応えのあるパンフレットも用意されていました。
入場無料、このパンフレットも無料です。
どうやら謎解きと言っても見学者が謎を解くのではなく、
『本』が持っている情報(紙や文字、装丁・・)から、その本の背景や歴史を紐解き、その解説が展示されているということのようです。
入った時点では見学者は私たち家族のみ。
貸し切り状態でじっくり貴重な本を見ることができました。
撮影可能(フラッシュは不可)だったので、いくつか特に面白かったものを撮影。
金吹方之図
金貨の製造工程を隠すためページ順をあえてそろえていない。添付された解説書と照らし合わせることで、作業工程が判明するようになっている(!)
本の持ち主が落書きをしたもの。
これは分かりやすく面白いので娘もウケていました・笑
右2人の人物が、落書き前は坊主頭なのに、左では女性の髪型に・・・
古今著聞集
この本をなくしたらお気の毒ですが弁償してね、との注意書きがあります。
貸本屋の蔵書と思われる本とのこと。
貸本屋は定期的に家庭や宿をまわって賃料を取って本を届けたとか。
この時代のサブスクですね。
ネットで様々な動画を好きなように見られる現代って改めて凄い。
常設展もなかなかの見応え。
期間限定で「令和」と「平成」の原本が展示されていたり、、
他にも歴史的な出来事を記録する資料の原本が色々と展示されていました。
デジタルアーカイブでネットでも見ることができます。
国立公文書館 デジタルアーカイブ (archives.go.jp)
見学の後は、武道館方面へ散歩し武道館横の食堂でランチ。
武道館といえばライブ、というイメージでしたが、この日は何等か武道のイベントが行われていた模様。そうか、本来は名前の通り”武道”の施設なんだなと気づく、など。
皇居のお堀沿いをウォーキングして東京駅まで。
皇居のお庭が見学ができるようでしたが、今回は時間が無かった。
興味のあることに使う時間はとてもよかったです。
科学技術館も面白そうだし、このエリアにはまた来てみようと思います。